COLUMN コラム
水処理設備で使用される塩ビ配管の種類について
是枝 和樹
執筆者 : 是枝 和樹
所属:安全品質管理室
未経験で壽環境機材に入社。
未経験で壽環境機材に入社。
元フリーランスフォトグラファー。
前職は動画撮影や写真撮影を含め、製品や商品の編集・PR動画制作に加え、
一方で、ECサイト運用や企業ホームページの制作・運用に従事していました。
壽環境機材に未経験で入社。
設計工事部として段階的に設計・調達・検査・工程管理・施工管理を一通り担当。
また前職の経験もあり、縁あって自社のホームページ制作担当を兼務しました。
現在は安全品質管理室に所属。
『安全管理』と『品質管理』、さらに『クリエイティブ』担当として従事する。
【 安全管理 】
現場作業時の安全教育、熱中症対策や安全衛生対策、作業用品の手配をする半面、
化学物質管理業務を専任で担当。
【 品質管理 】
水処理タンクなどの品質を確認・検査する製缶品検査員として従事する半面、
工事で使用する備品の保守・点検、部品交換および校正業務を単独で担当。
【 クリエイティブ 】
自社ホームページの運用・更新をはじめ、写真撮影・レタッチ、求人広告、
製品バナー、パンフレット等の各種制作業務の企画から制作・運用まで
一貫して担当しています。
最近は、生成AIを活用した高度なクリエイティブ制作にも意欲があります。
現在、二足ならぬ『三足のわらじ』 として活躍中!
保有資格
Adobe認定プロフェッショナル、カラーコーディネーター、色彩検定、
秘書検定、販売士、化学物質管理者、保護具着用管理責任者、
熱中症アドバイザー、防火・防災管理
座右の銘
『試行錯誤』
様々な方法を試みて、何度挫折して失敗を重ねても、絶えず挑戦し続け、
目標を達成していきたい。
水処理で使用される塩ビ配管の種類
配管、それは私たち水処理設備メーカーではかかせない部材の一つです。
今回のコラムでは、『水処理設備や排水処理設備で使用される塩ビ配管』について説明していきます。
代表格にPVCを使用した樹脂配管が存在します。
PVCは、ポリ塩化ビニル製の合成樹脂です。主に塩ビ配管素材の一つとして扱われます。
PVC材には下記の特性を持ちます。
・切断や接着に強く、比較的丈夫な構造を持つ。
・耐食性に優れ、錆びる心配がありません。
・水道、排水、化学薬品配管、農業用として広く使用されている。
・内面が滑らかで、液体抵抗が小さい。
・鋼管と比べ、コストが低い。
ただしデメリットも存在し、高温や低温に耐えにくい構造だったり、衝撃が加わると割れる可能性、
そして特定薬品に対して透過させてしまう危険なリスクも存在します。
そのため、使用状況や水質成分を精査してから、塩ビ配管は選定されます。
次項は塩ビ管の種類について説明します。
VP配管(硬質ポリ塩化ビニル管)
VP管は、塩ビ管の中でも特に使用される配管の一つです。
灰色のボディが特徴的で、耐圧に強く、軽くて丈夫で低コストでの運用が可能なことから、水処理設備や
排水処理設備では幅広く使用されます。
VP管はHIVP管と同じで曲げの強さ、圧縮の強さの強度が高く、引張試験や耐圧試験ではHIVP管より、
VP管のほうが、より優れている性能を持っています。
一方で衝撃には弱く、強い衝撃が加わると割れる可能性があります。また耐熱性ではありますが、
熱温度が60℃以上になると高熱により、伸縮・溶解する性質があります。
一般的に60℃を超える場合は、HT管が使用されることがあります。
HIVP配管(耐衝撃硬質ポリ塩化ビニル管)
HIVP管は、塩ビ管の中でも最も衝撃性と低温性に優れた配管の一つです。
紺色のボディが特徴的で、非常に硬く厚みがあるため、流動性の多い原水槽、反応槽によく使用されます。
一方で、VP管と比べ、コストは高くなりがちです。
通常の配管は衝撃を受けると割れや欠けを発生させますが、HIVP管はその衝撃を和らげる性質を
持っています。また低温環境であっても衝撃強度を維持させる性能があり、冬期・寒冷地での
使用にも適しています。
HIVP管はその特徴から屋外配管や埋設配管に使用されることがあります。
耐圧性と耐食性にも優れていますが、耐熱性はVP管やVU管よりもやや低く設定されています。
熱温度が60℃以上になると高熱により、伸縮・溶解する性質があります。
一般的に40℃を超える場合は、VP管やVU管よりも伸縮・溶解する速度が速いこともあり、耐熱にはVP管、
高温域ではHT管が使用されることがあります。
VU配管(硬質ポリ塩化ビニル管)
VU管は、塩ビ管の中でも特に使用される配管の一つです。
灰色のボディが特徴的で、VP管と違い肉薄な性質を持っています。
比較的低コストでの運用が可能なことから、水処理設備や排水処理設備で広く使用されます。
VU管はVP管と同じで曲げの強さ、圧縮の強さの強度が高く、VP管が耐圧用に対し、VU管は無圧用で
知られ、圧力がかからない流水や排泥用に使用されます。
一方で衝撃には弱く、強い衝撃が加わると割れる可能性があります。
また耐熱性ではありますが、熱温度が60℃以上になると高熱により、伸縮・溶解する性質があります。
一般的に60℃を超える場合は、HT管が使用されることがあります。
HT配管(耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管)
HT管は、塩ビ管の中でも最も耐熱性に優れた配管の一つです。
赤色のボディが特徴的で、高熱の流体にも耐えることから、特定範囲における水処理設備や排水処理設備で
使用されます。その性質により、一般排水用のVP管やHIVP管よりも比較的高コストに設定されています。
HT管には耐熱性だけでなく、耐食性と保温性に優れた特徴があります。通常の配管は、高熱により
伸縮・溶解しますが、HT管はこの性質を和らげる効果を持っています。
耐熱温度が最大90℃と高く設定されています。HT管は熱に強い反面、流体に温度差があると伸縮し、
破損する恐れがあります。HT管は他の配管やVP管、HIVP管と、うまく組み合わせて使用する必要があります。
HTVP配管(耐熱・耐薬品用硬質塩ビ管)
HTVP管は、耐熱性と耐薬品用で知られる配管の一つです。
赤色のボディが特徴的で、高熱の流体だけでなく、HT管と比べて薬品にも耐えることから、特定範囲に
おける水処理設備や排水処理設備で使用されます。
その性質によりHT管よりも比較的高コストに設定されています。
HTVP管には耐熱性だけでなく、耐食性と保温性に優れた特徴があります。通常の配管は、高熱により
伸縮・溶解しますが、HTVP管はこの性質を和らげる効果を持っています。
HT管と比べ、耐熱温度が最大80℃とやや低く設定されています。熱に強い反面、流体に温度差があると
伸縮し、破損する恐れがあります。
HTVP管は他の配管やVP管、HT管と、うまく組み合わせて使用する必要があります。
まとめ
水処理設備や排水処理設備で使用される塩ビ配管の中でも代表格は、
VP管・HIVP管・VU管・HT管・HTVP管です。
一般排水用・耐衝撃用・無圧用・耐熱用・耐熱薬品用として覚えるより、対象流体の成分・温度・濃度・
圧力で使い分けをする必要があります。
一部の塩ビ管には、耐薬品性能も有しますが、PP管(ポリエチレン管)やPVDF(フッ素樹脂配管)に
比べるとその性質は[大きく異なります。
強酸性や強アルカリ性の薬品を使用したい場合は、PP管やPVDF管を使用するようにしましょう。
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